さて、この段階でようやくFreeBSDがHDDより起動しました。
まず、簡単な基本操作の説明しておきます。
もっと専門的な事は、いずれ項目を用意して説明していきたいと思っています。
rootユーザーとは、基本的にそのサーバーにおける最高権限者だと思ってください。
そのサーバーにおいて何でも出来るアカウントです。
早速コンソール(PCから直接)よりrootとしてログインします。
FreeBSD/i386 (hiiro.mydomain.com) (ttyv0)
login : |
この状態で
login : root
Password : ********* |
ユーザー名とパスワードを入力します。
なお、[Password]は実際に[*]マークは表示されませんが、キーボードを押せば入力されています。
ログインに成功すると沢山の文字が表示されて、最後に
と表示されて止まります。
この[Hiiro]の部分には、あなたのPCのホスト名が表示されると思います。
今後、この部分は[Server]として説明していきます。
各自、自分のサーバーに合ったように読み替えてください。
ちなみに、ここにおける[#]マークは最高管理者の証です。
ちょっとカッコいいですね。(うひ)
adminアカウントも追加しているのであれば、次の「ログインを終了する」を実行して、
そちらでもログインしてみてください。
と表示されれば成功です。
このアカウントで実行可能な事は限られていますので、注意してください。
コンソール(PCから直接)よりログインしているものとして説明します。
もしくは
にて接続終了です。
ログイン待機状態に戻ったと思います。
当然のことながら、いきなり電源ボタンを押すのはレッドカードです。
きちんとした手順に従って終了、もしくは再起動させましょう。
サーバーを終了(電源を切っても良い状態に)する:
これを実行すると、FreeBSDは終了処理を行います。
きちんと電源を切って良い状態になるまで待ちましょう。
サーバーを再起動させる(1):
サーバーを再起動させる(2):
ちろん以上はシステム根底に関わる操作であり、rootユーザーしか不可能です。
(厳密には「operator」グループに所属するユーザーなのですが…それはまた追々説明します)
サーバーを再起動させる(3):
[CTRL]+[ALT]+[DEL]を実行する(コンソール限定)
これは、実はログインしていなくても実行できます…セキュリティ上相当危険だったりしますが(汗)。
例)[/src/sys]ディレクトリに移動する
MS−DOSでも一緒だと思います。
絶対指定とか相対指定とかありますが、それは使っていく内に覚えていきましょう。
自分がいるディレクトリの中身を表示するコマンドです。
その他にも
ディレクトリの中身の詳細を表示する。
ディレクトリの中身の隠し属性ファイルも表示する。
これは
といった風に組み合わせる事も可能です。
[/src/sys]ディレクトリの中身を表示する
といったものも可能です。MS-DOSでいう[dir]ですね。
例)現在のディレクトリにある[test]を[test1]としてコピーする
例)ディレクトリごとコピーする
Server# cp -r test_dir test_dir1 |
例)現在のディレクトリにある[test1]を削除する
例)ディレクトリごと削除する
これはかなり危険なので、ちゃんと注意して使用しましょう。
例)現在いるディレクトリにある[test]の中を見る
例)[/etc/rc.conf]の中を見る
Server# less /etc/rc.conf |
他にも[cat]や[more]といったコマンドが存在しますが、これはもっと高性能なものです。
これを使用して見れるのは、基本的にテキストのみです。
バイナリを見ようとすると、注意メッセージが表示されます。
ファイルを表示させた後、ファイルが一画面に収まらない場合、
[Page Up]や[Page Dow]、カーソルキーでファイルの中身をスクロールさせてみる事が可能です。
この時、「スペース」を押すと、きっちり一画面ごとに下にスクロールします。
「Q]キーを押す事で、終了できます。
他にも文字検索等高度な機能がありますが、それは別のところで説明します。
UNIXといえば[vi]エディタですが、FreeBSDには、その他にも
[ee(Easy Editor)]というものが用意されています。
これは結構使い方が分かりやすいので、初心者にオススメです。
なお、存在しないファイル名を指定すると、そのファイルを新規作成します。
合わせて覚えていてください。
◆/stand/sysinstall…インストールユーティリティの起動 |
Server# /stand/sysinstall |
当然、これもrootユーザー限定です。
知っていなければならないというもので無いのですが、知っていると便利かもしれません。
サーバーを起動します。
FreeBSD/i386 (hiiro.mydomain.com) (ttyv0)
login : |
ここまで表示されたら、キーボードの[Scroll
Lock]を押します。
そうすると、画面がロックされ、[Page Up][Page
Down]キー、
もしくはカーソルキーで起動ログを確認する事が可能になります。
これを終わらせたい場合、もう一度[Scroll
Lock]キーを押します。
これは起動時だけでなく、いつでも使用する事が可能です。
しかしバッファに残されているもののみ表示されるので、あまり昔の情報は残っていません。
その他にも、起動メッセージを確認したいのであれば
でも確認可能です。
これはカーネルによるハードウェア認識までしか確認できません。
以上です。
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