◆基本的な操作

さて、この段階でようやくFreeBSDがHDDより起動しました。

まず、簡単な基本操作の説明しておきます。

もっと専門的な事は、いずれ項目を用意して説明していきたいと思っています。



◆rootでログイン
rootユーザーとは、基本的にそのサーバーにおける最高権限者だと思ってください。
そのサーバーにおいて何でも出来るアカウントです。

早速コンソール(PCから直接)よりrootとしてログインします。
FreeBSD/i386 (hiiro.mydomain.com) (ttyv0)

login :

この状態で
login : root
Password : *********

ユーザー名とパスワードを入力します。
なお、[Password]は実際に[*]マークは表示されませんが、キーボードを押せば入力されています。


ログインに成功すると沢山の文字が表示されて、最後に
Hiiro#
と表示されて止まります。

この[Hiiro]の部分には、あなたのPCのホスト名が表示されると思います。
今後、この部分は[Server]として説明していきます。
各自、自分のサーバーに合ったように読み替えてください。

ちなみに、ここにおける[#]マークは最高管理者の証です。
ちょっとカッコいいですね。(うひ)


adminアカウントも追加しているのであれば、次の「ログインを終了する」を実行して、
そちらでもログインしてみてください。
>
と表示されれば成功です。

このアカウントで実行可能な事は限られていますので、注意してください。


◆ログインを終了する

コンソール(PCから直接)よりログインしているものとして説明します。
Server# exit
もしくは
Server# logout
にて接続終了です。
ログイン待機状態に戻ったと思います。


◆Shutdown…サーバーの終了

当然のことながら、いきなり電源ボタンを押すのはレッドカードです。
きちんとした手順に従って終了、もしくは再起動させましょう。

サーバーを終了(電源を切っても良い状態に)する:
Server# shutdown -h now

これを実行すると、FreeBSDは終了処理を行います。
きちんと電源を切って良い状態になるまで待ちましょう。


サーバーを再起動させる(1):
Server# shutdown -r now

サーバーを再起動させる(2):
Server# reboot

ちろん以上はシステム根底に関わる操作であり、rootユーザーしか不可能です。
(厳密には「operator」グループに所属するユーザーなのですが…それはまた追々説明します)


サーバーを再起動させる(3):
[CTRL]+[ALT]+[DEL]を実行する(コンソール限定)

これは、実はログインしていなくても実行できます…セキュリティ上相当危険だったりしますが(汗)。


◆cd…ディレクトリを移動する

例)[/src/sys]ディレクトリに移動する
Server# cd /src/sys

MS−DOSでも一緒だと思います。

絶対指定とか相対指定とかありますが、それは使っていく内に覚えていきましょう。


◆ls…ディレクトリの中を表示する

Server# ls

自分がいるディレクトリの中身を表示するコマンドです。

その他にも

ディレクトリの中身の詳細を表示する。
Server# ls -l


ディレクトリの中身の隠し属性ファイルも表示する。
Server# ls -a


これは
Server# ls -la
といった風に組み合わせる事も可能です。


[/src/sys]ディレクトリの中身を表示する
Server# ls /src/sys

といったものも可能です。MS-DOSでいう[dir]ですね。


◆cp…ファイル(ディレクトリ)を複製する

例)現在のディレクトリにある[test]を[test1]としてコピーする
Server# cp test test1

例)ディレクトリごとコピーする
Server# cp -r test_dir test_dir1


◆rm…ファイル(ディレクトリを削除する

例)現在のディレクトリにある[test1]を削除する
Server# rm test1

例)ディレクトリごと削除する
Server# rm-r test_dir1

これはかなり危険なので、ちゃんと注意して使用しましょう。


◆less…ファイルを中身を確認する

例)現在いるディレクトリにある[test]の中を見る
Server# less test

例)[/etc/rc.conf]の中を見る
Server# less /etc/rc.conf

他にも[cat]や[more]といったコマンドが存在しますが、これはもっと高性能なものです。
これを使用して見れるのは、基本的にテキストのみです。
バイナリを見ようとすると、注意メッセージが表示されます。

ファイルを表示させた後、ファイルが一画面に収まらない場合、
[Page Up]や[Page Dow]、カーソルキーでファイルの中身をスクロールさせてみる事が可能です。

この時、「スペース」を押すと、きっちり一画面ごとに下にスクロールします。

「Q]キーを押す事で、終了できます。

他にも文字検索等高度な機能がありますが、それは別のところで説明します。


◆ee…簡易エディタを起動する

Server# ee 編集したいファイル名

UNIXといえば[vi]エディタですが、FreeBSDには、その他にも
[ee(Easy Editor)]というものが用意されています。

これは結構使い方が分かりやすいので、初心者にオススメです。

なお、存在しないファイル名を指定すると、そのファイルを新規作成します。
合わせて覚えていてください。


◆/stand/sysinstall…インストールユーティリティの起動

Server# /stand/sysinstall

当然、これもrootユーザー限定です。


◆起動時のメッセージを見てみる

知っていなければならないというもので無いのですが、知っていると便利かもしれません。


サーバーを起動します。
FreeBSD/i386 (hiiro.mydomain.com) (ttyv0)

login :

ここまで表示されたら、キーボードの[Scroll Lock]を押します。

そうすると、画面がロックされ、[Page Up][Page Down]キー、
もしくはカーソルキーで起動ログを確認する事が可能になります。

これを終わらせたい場合、もう一度[Scroll Lock]キーを押します。


これは起動時だけでなく、いつでも使用する事が可能です。
しかしバッファに残されているもののみ表示されるので、あまり昔の情報は残っていません。


その他にも、起動メッセージを確認したいのであれば
Server# dmesg

でも確認可能です。
これはカーネルによるハードウェア認識までしか確認できません。


以上です。




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